【横浜市保土ケ谷区の行政粗大ゴミ処分について】

保土ケ谷区にお住まいの方が粗大ゴミを処分する際は、横浜市の粗大ゴミ収集サービスを利用することができます。

粗大ゴミの定義

横浜市では以下のサイズの物品が粗大ゴミとして扱われます。

金属製品：

一番長い辺が30cm以上のもの

金属以外（プラスチック製品、木製品など）：

一番長い辺が50cm以上のもの

粗大ゴミ収集の申込方法

保土ケ谷区の粗大ゴミ収集は事前申込制となっており、以下の4つの方法で申し込むことができます。

電話での申込：

粗大ゴミ受付センターへ

LINEでの申込：

24時間受付可能

チャットでの申込：

24時間受付可能

インターネットでの申込：

24時間受付可能

手数料の支払い方法

粗大ゴミの処理には品目ごとに定められた手数料が必要です。支払い方法は以下の通りです。

収集シール：

保土ケ谷区内のコンビニエンスストア（セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど）や指定取扱店で購入

電子決済：

クレジットカード（Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners）、PayPayに対応

自己搬入施設への持ち込み

保土ケ谷区から利用可能な自己搬入施設は以下の通りです。

神明台ストックヤード

所在地：

横浜市泉区池の谷3949-1（神明台処分地内）

受付時間：

9:00〜12:00、13:00〜16:00

休業日：

日曜日、年末年始

手数料：

収集と同額（収集シールを貼付して搬入）

長坂谷ストックヤード

所在地：

横浜市緑区寺山町745-45

受付時間：

9:00〜12:00、13:00〜16:00

休業日：

日曜日、年末年始

手数料：

収集と同額（収集シールを貼付して搬入）

栄ストックヤード

所在地：

横浜市栄区上郷町1570-1

受付時間：

9:00〜12:00、13:00〜16:00

休業日：

日曜日、年末年始

手数料：

収集と同額（収集シールを貼付して搬入）

特記事項：

事前申込不要制度あり（電子決済のみ）

収集できない品目

以下の品目は横浜市の粗大ゴミ収集では取り扱いできません。

家電4品目（テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機）
パソコン・ディスプレイ（30cm以上）
バッテリー、プロパンガスボンベ、灯油、ガソリン、塗料、薬品、農薬
タイヤ、小型充電式電池、ピアノなど

【保土ケ谷区エリアの特徴・概要】

横浜市保土ケ谷区は、横浜市の中央部に位置し、関東ローム層からなる多摩丘陵の南東の端にあたる魅力的なエリアです。
東西に5.80km、南北に7.40kmにわたり、関東平野にありながら起伏に富み、最高地は今井町の海抜97.0mとなっています。
江戸時代には東海道の宿場町である保土ヶ谷宿が置かれ、横浜の歴史と文化の重要な拠点として発展してきました。

東海道保土ヶ谷宿の歴史と文化

保土ヶ谷宿は、1601年（慶長6年）に設置された東海道五十三次の4番目の宿場で、武蔵国最西端の宿場町でした。
程ヶ谷町、岩間町、神戸町、帷子町の4町からなり、江戸見附（現在の天王町駅付近）から上方見附（外川神社付近）まで約2kmの町並みが形成されていました。
広重の「東海道五十三次」にも描かれた新町橋（帷子橋）は、当時の情緒深い風景として知られ、現在も「旧帷子橋跡」として天王町駅前公園内に保存されています。

帷子川が育んだ産業と文化

区内を流れる帷子川は、横浜市旭区若葉台に源を発し、保土ケ谷区を南東に流れ、横浜港に注ぐ全長約17kmの二級河川です。
明治時代以降、帷子川の清流と豊富な水量を活かして、横浜の地場産業である捺染（スカーフ染色）業が発展しました。
また、明治44年（1911年）からは天王町から星川にかけて富士紡績保土ヶ谷工場などの工場が進出し、横浜の工業発展を支えてきました。現在は親水施設が整備され、市民の憩いの場となっています。

5つの特色あるエリア

保土ケ谷区は地域特性により、大きく5つのエリアに分けることができます。

保土ケ谷駅周辺エリア

JR東海道本線・横須賀線（湘南新宿ライン）が停車する保土ケ谷駅を中心としたエリアです。
東京駅まで約35分、新宿駅まで約40分と乗り換えなしでアクセスできる利便性の高さが魅力です。
駅周辺には商業施設CIAL保土ケ谷があり、駅東口にはバスターミナルも整備されています。

天王町・星川エリア

相鉄本線の天王町駅と星川駅を中心とした下町情緒あふれるエリアです。天王町は橘樹神社（旧牛頭天王社）が地名の由来となっており、
駅周辺には洪福寺松原商店街や天王町商店街などの活気ある商店街が広がっています。星川駅周辺には保土ケ谷区役所、図書館、公会堂などの公共施設が集積し、区の行政の中心となっています。
2022年には相鉄線の高架化が完成し、高架下に商業施設「星天qlay」が順次オープンしています。

西谷・上星川エリア

相鉄本線西谷駅は、2019年に相鉄・JR直通線、2023年に相鉄・東急直通線の分岐駅となり、交通の要衝として発展しています。
国道16号線に近く、ファミリーレストランなどの飲食店が充実し、住宅地として人気のエリアです。上星川駅周辺も閑静な住宅街が広がり、子育て世帯に適した環境が整っています。

和田町エリア

相鉄本線和田町駅を中心とした住宅地域で、和田町商店街が地域の生活を支えています。昔ながらの下町の雰囲気を残しながら、横浜駅へのアクセスも良好な暮らしやすいエリアです。

県立保土ケ谷公園エリア

県内で最初に誕生した運動公園である県立保土ケ谷公園を中心としたエリアです。
サーティーフォー保土ケ谷球場（旧横浜スタジアム）、サッカー場、ラグビー場、プール、体育館などの運動施設が充実し、スポーツの拠点となっています。
また、横浜市児童遊園地（昭和4年開園）やこども植物園など、緑豊かな環境で家族連れに人気のスポットも点在しています。

横浜国立大学との連携

保土ケ谷区には横浜国立大学の常盤台キャンパスがあり、大学と連携した「がやっこ事業」などの教育・文化事業が展開されています。
学生が企画・運営する子ども向けの体験学習プログラムなど、地域と大学が一体となった取り組みが行われています。